脱毛症の手術方法として現在一番よく使われる施術としては、単一毛髪移植術と毛嚢移植術がありますが、いちこの二つが一番効果が高いです。
◆単一毛髪移植術
(眉毛, まつげ, 無毛症 手術に利用 )
単一毛髪移植術ははげの影響を受けない後頭部と側頭部の毛髪を脱毛された部分に髪の毛を根の部分まで一つずつ移植する方法として、ひげが進んで、既存に残っていた毛髪が脱毛されても移植した毛髪は抜けずに生着して育ちます。自分の髪の毛であるため、拒否反応なしに自然に育ちますので、治療効果は確実であるといえます。
いくら男性型脱毛症であっても、後頭部と側頭部に移植できる毛髪が残っているし、本来の毛髪は採取したところのせいじつをそのまま持っていて、植えてからも、はえの影響を受けません。最近は植えたところの影響をある程度受けるという仮設もあります。
従って、髪の毛を採取する時に家族の中ではげの人がいれば、その人を参考して、はげにならないと思われるところで髪の毛を採取します。移植した髪の毛は手術してから2週くらいまで乾いて、75%までくらいが3ヶ月まで徐々に抜けます。その後からは移植したところから新しい髪の毛が育ち始めます。毛髪移植の生着率は80~90%くらいで、毛髪以外にも眉毛・ひげ・恥毛などの全ての部分に適用できます。
◆毛嚢単位の移植術
(女性型脱毛, 男性型脱毛 手術に利用 )
毛嚢単位の移植術は毛脳単位で移植することをいい、毛嚢単位というのは、髪の毛が一つの穴で一つ出るのではなく、多数の髪の毛が出ることをいいます。すなわち、解剖学的に毛嚢単位という一つのポケットに1~4個の毛嚢と脂漏、毛を支える小さい筋肉、微細血管と神経などをもっていますし、専制性の帯で包まれています。これは単一毛髪移植術に比べて、多くの髪の毛を得られます。ある研究では6ヶ月後の生存率を比較した結果、単一毛髪移植術の場合は82%、毛嚢単位移植場合は113%で報告されました。
毛嚢単位を得るためには分離するのに、10~20倍くらいを拡大させた状態でしなければならない熟練された技術が必要であり、髪の毛の根に損傷を与えないようにしながら一律的に移植死なければならないので、時間は結構かかりますが、効果的には満足的です。
毛嚢単位の移植術の長所は正常的な毛嚢単位をそのまま維持しながら移植するので、一番自然な結果を得ることが出来ます。移植片の大きさが小さいので、脱毛部に毛髪を移植するために作る傷を小さく作るので、手術後に回復が早くて、移植片の大きさが小さいのでよりぼちぼちと移植することが出来ます。従って、一回の手術で2000個以上の毛嚢移植が可能となります。最近は世界的に移植の形態が単一毛移植よりは、毛嚢単位移植で概念が発展しています。